Recruiting
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  • 長谷川 新

  • Arata Hasegawa

総務部 部長

2004年入社

材料工学科専攻

※所属と記載内容は取材時のものです。

大阪熱処理を志望した動機、好きなところ

暗中模索の会社選びが
一転した日。

私の就活当時は、今のような企業説明会がなく、大学の研究室に届いた求人票から、会社を選ばざるを得ませんでした。まさに暗中模索の会社選びです。でも大手企業で埋もれてしまうような社会人にはなりたくなかった。人と人の距離が遠い会社も、性に合わないと感じていました。だからこの2つは譲れないし、この条件に見合う会社だけを探そうと決めました。そして幸運にも、この会社に巡り合ったのです。入社することがゴールではありません。入ってどう行動するかだと思います。規模の経営に頼らない、人肌の温もりが感じられ、技に一途なところ。この会社が私に合っていたのだと思います。

仕事のやりがいと醍醐味

空母ではなく駆逐艦。

入社後の6か月の現場研修を経て経理に配属されました。工学部出身で経理配属にびっくりしましたが、当時“技術バカにはなってほしくない。全体を見ることのできる技術屋になってほしい”と言われ、全く知識のなかった経理の知識を学ばせていただきました。5年後、製造資材へ異動。資材では大手高炉メーカーと対等な立場で意見を交わし、緊張感もありますが親密な関係を築けたことは私の宝物です。その後総務を兼任し総務専属となり、現在では総務部長として業務全般を担当しています。全般とは経営計画の作成から資金繰り、決算処理、人事評価と給与の計算、採用や電算管理から庶務業務までが含まれます。さらに営業、製造、技術の各部署の現状を把握して調整を加えます。当社は人数の多い会社ではありません。一人が見る範囲は広くなりますが、それゆえ決定までが短期間ですぐに動きます。空母のように巨体で大きな旋回ではなく、駆逐艦のように素早く方向転換ができるのが当社です。

忘れられないできごと

複数のものさしで
双方の意見を理解する。

初めて社内規則の変更を行ったときのことです。入社2年目で給与手当の計算方法を改定しました。それにより一時的に得をする人と、そうでない人が生まれてしまいました。トータルの金額は変わらないのだからと改定を押し通しました。今から思えばその頃の上司が、各方面でフォローを入れてくださっていたのだと思います。私自身は規則の改訂することに集中しており、そこにいる従業員(人)への意識や配慮が十分でなかったと反省しました。会社では性別も育ちも違う人が同じ目的をもって仕事をします。当然、意見の食い違いや価値観の違いも生まれます。それぞれの意見にはそれぞれの考えがあるものなので、何を言ったかではなく何を言いたいかを意識するようにしています。複数のものさしで問題を俯瞰し、双方の意見を理解し、矛盾があれば丹念に取り除くことを心がけています。お客様の満足も大切ですが、まずは社員が満足し、笑顔で働ける会社であるべきです。

これからの夢

社員が自分の夢を
描けるような会社へ。

総務の仕事は、日々新たに発生する問題にスピーディかつ最善の対処を施すことです。私の夢は、次の世代へと会社を引き継いでいくことです。従業員の安全と安心を約束し、90年の伝統を絶やすことなく、次の世代へとつなげる会社はどうあるべきか。社会や経済の変化にも動じない体力はどうつけるかなど課題は山積みです。でも社員が自分の夢を描けるような、働きがいのある会社にしていきたいです。
技術者としての夢もあります。学術的に鋼の熱処理は様々な解明が行われてきました。表面の炭素量をコントロールする「浸炭」や「脱炭処理」もその一つ。でも鋼帯のまま連続で行う焼入鋼帯は、理論通りにいきません。そういう特殊技術を焼入鋼帯に落とし込んだ独自な製品を作ることが夢です。

Give a yell

大阪熱処理を目指す人へエールを!

自分たちの会社は自分たちでつくり、変えていけばいい。世間では会社に対しああしてほしい、こうしてほしいという声をよく聞くが、不便と思うことがあるならば、自ら変えていけばいいのです。当社ならそれができます。自分の理想の会社を自分たちで作っていきましょう!